EvoOne
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【限界や妥協を超えて”The Pursuit of Better Sound”を体現する出発点】
EvoOne Cu / EvoOne Tiは、ハイエンドオーディオ歴30年の熟練チームが、既存のポータブルDAPの妥協点や常識枠を理解したうえでなお、これまでの限界を全面的に超え、音そのものをゼロから見つめ直す「真の進化の第一歩」として送り出した次代を見据えた究極のAndroid DAPです。
ストリーミング再生の快適さを備えながら、音質を一切犠牲にしないこと。そのためにEvoOneは、真空管、DAC、アンプ、電源、素材設計に至るまで、妥協のないアナログアーキテクチャを築き上げました。デュアルNutube 6P1を用いた真空管プリアンプと完全ディスクリート出力段を組み合わせたトリプル・アナログ・アーキテクチャ、AK4191EQ×2 + AK4499EXEQ×4によるフルバランスDAC構成、自社開発の8系統I/V変換、完全差動フルディスクリートアンプが、情報量、駆動力、純度を徹底的に追求。本物と錯覚するほどの実在感を伴う音楽体験を提供します。
さらに、最上位SoCであるQualcomm QCS8550、16GB RAM、512GB内蔵ストレージを備え、現代のDAPに求められる快適な操作性にも最高水準で対応。加えて「最高の音質を成立させるためには、素材ごとに回路環境を作り変えるのが必然である」という思想のもと、PCBレイアウトや電源回路、グラウンド設計に至るまで、CuとTiそれぞれに完全な専用設計を施しました。EvoOneは、機能や素材を積み重ねた製品ではなく、音楽体験至上主義を徹底した先に生まれたEvoAriaの出発点です。品質の確保および長期的なサポート体制を見据え、EvoOne CuならびにEvoOne Tiの両モデルは、それぞれ全世界199台限定で生産されます。
※限定台数の生産ではありますが、機械化されていない手作業の厳密な検査とマッチング工程など製造の都合上「EvoOne Ti」「EvoOne Cu」は発売日に全数お届けとならず分納となります。ご容赦くださいませ。
ブランド『EvoAria』について詳しく見る
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EvoOneセクション別製品詳細
アンプ構成と調整機能の仕組みや傾向について
【ユーザーが持つ多様な聴感嗜好に適応するTriple Analog Audio Architecture】
フルトランジスタ駆動と、2種の真空管+トランジスタのハイブリッド駆動を搭載。アナログ信号経路を切り替える事のできる構造となっているため、ユーザーの趣向や音楽ジャンルに合わせた最良点を追求することが可能です。完全ディスクリートのトランジスタはクリーンで音像の輪郭がはっきりとしたトランスペアレントなサウンドを実現。ハイブリッド駆動では明瞭さに加えて生々しく豊かなサウンドを実現。また、ハイブリッド駆動ではアナログ音声信号が真空管を通過する際に偶数次高調波の分布を制御することで、音のキャラクターを変化させた「Velvet」でより魅力的なボーカル特性となり「Lumina」ではディテール豊かさが強調される。さらに、Nutubeのアノード電圧をHigh/Lowの2段階調節機能を搭載しており、真空管ならではの温かみや倍音の豊かさの濃度をユーザーの聴感に合わせて緻密に調整可能。真空管というアナログデバイスのもつ『美味しい領域』を、楽曲やイヤホンの特性に合わせた最良点でしか味わえない贅沢な体験を提供します。
High Voltage:現代的でダイナミックな傾向
真空管をよりリニア(直線的)な領域で駆動させます。
真空管特有の艶や滑らかさを維持しつつも、歪み感が抑えられ、ダイナミックレンジとS/N感が向上します。「真空管の味は欲しいが、解像度やスピード感も犠牲にしたくない」という、現代的なハイレゾ音源やクラシック、EDMなどに最適な張りのあるサウンドが得られます。
Low Voltage:濃密でヴィンテージな傾向
真空管の動作をより非線形な領域へ寄せ、真空管らしさを引き出します。
倍音成分(ハーモニクス)が豊かになり、音が柔らかく、厚みが増します。ボーカルの息遣いに色気を足したり、古いジャズの録音を雰囲気たっぷりに鳴らしたりする場合など、信号純度だけでなく「味」や「陶酔感」を優先したい状況に適しています。
DAC段について
【並列差動DAC×独自開発8系統独立I/V変換 ポータブルの枠を超えた並列差動デコードシステム】
EvoOneのDACセクションはAKMの提供する2基のAK4191EQと4基のAK4499EXEQを核とした並列差動DAC構成です。このモジュールは極めて高い性能指標と音楽信号を高い完成度で忠実に再現します。その全能力を一滴も取りこぼすことなく信号の純度向上のみに注ぎ込むための起点として自社開発のI/V変換を設計しました。
各AK4499EXEQをMONOモードで動作させ、完全バランス伝送を徹底。そこから取り出された電流出力信号は据え置き型のハイエンド機に比肩する独自開発の8チャンネル独立I/V変換段へと受け渡されます。信号を細分化して並列処理することで、ノイズを相殺し、極めて正確な音声信号を後段に配置されたLPF,Buffer,完全対称ディスクリート増幅段へと整流します。大規模かつ非効率ではあるが、このように徹底した設計こそがあらゆる欠損を許さず圧倒的な解像度やダイナミックレンジ、そして演奏時の情感までを余さずリスナーに提供するために必要なのです。
【デジタルノイズを削ぐ高品質Low-Pass Filtering】
EvoOneはADI製OPアンプAD8620ARZを2基搭載。4チャンネル構成のローパスフィルター回路を採用。優れた低ノイズ性能により信号の純度を丁寧に整えることで透明感の高いクリーンな信号経路と、静けさに優れた背景表現を支えます。また、信号伝送時のノイズや干渉を効果的に抑制。微細なディテールや繊細な音の質感をより明瞭に描き出します。
【Ultra-Low Noise Fully Balanced Volume Control System】
信号への負担を抑えながら一貫した音質性能を支えるため日清紡マイクロデバイス(旧JRC)製MUSES72320ボリュームコントロールチップを2基搭載し、フルバランス4チャンネル構成のハードウェア式ボリューム/ゲイン制御システムを採用。高精度な制御により従来のデジタル音量調整で生じやすいノイズの蓄積や信号歪みを効果的に抑え、音量全域で繊細さと大きなダイナミクスを安定再現。一貫した音質性能を発揮します。超低ノイズ設計により、高感度イヤホンから高い静粛性を求めるリスニング環境まで幅広く対応。
完全ディスクリート回路設計について
【業界初のデュアルネガティブフィードバックを可能とした極限回路】
IEMの特性や接続される負荷環境、さらにはリスニングの趣向といったあらゆる変数に完璧に適応し、いかなる条件でも最上級の音を届けること。そのためにEvoOneは最良の線形増幅状態を提供する完全ディスクリートの極致とも言える回路設計と製造プロセスを採用しています。
EvoOneの増幅回路は、JFETデュアル入力段、トランジスタによるドライバ段と出力段の3ステージで構成され、これらすべてが完全対称構造で設計されています。信号の正半周期と負半周期に対して全く同一の回路を用いて個別に増幅するこの完全差動回路を成立させるため、大量のJFETやトランジスタを慎重に時間をかけて試験・測定し、電気的特性が完全に一致した素子のみを厳格にペアリングして同一個体に組み込んでいます。加えて、全段フルディスクリート・高線形トポロジーを基盤に、各段独立の超低ノイズ電源、超低ESRフィルタリング、DCサーボ、厳格な温度制御設計といったエンジニアリングを組み合わせることで、歪みとノイズを発生源から抑制。一切のノイズが削ぎ落とされた底知れない静寂の背景から立ち上がる実在感や、まるでその場に身を置いているような演奏者の微細な息遣いを錯覚するほどの圧倒的情報量を含んだ音楽体験を提供します。
EvoOneに搭載された真空管+トランジスタのハイブリッドモードならびに、P/P+/TURBO出力切替、Class A/AB切替、真空管電圧2段階切替など、あらゆる調整点が純粋性の高い品質を保ったまま淀みなく機能する背景には、素の状態で完璧に動作する極限の回路基盤が存在しています。高精度なNon-NFB回路がもたらす透明で果てしなく広がる音場か、ループ遅延や位相歪みを抑制するNFB補正をドライバ段に局所的に導入する手に取るような濃密な音か。求める音楽表現に応じた究極の選択を可能にするのは、妥協を排して構築された完璧な回路の結晶に他なりません。素性の良さを極め尽くした土台が、いかなる設定においても聴く事で感動する本物の音楽体験をお届けします。
【デュアル ネガティブフィードバック構造】
楽曲やリスニングスタイルに合わせて選べるNFB/Non-NFB切替機能を搭載。求める音楽表現に応じて広い適応性を備えるかつてない回路構造。
NFB Mode :ループ遅延や位相ずれを抑制。
立ち上がりの良いダイナミックな表現と優れた制動感を両立。中域には厚みをもたらし、音楽表現にはより深い実在感をもたらします。
Non-NFB:透明感が高く自然な広がりを備えたサウンド。
開放感あふれる広がりとワイドな音場表現により、ゆったりと心地よく音楽を楽しめるリスニング体験をもたらします。
【Class A/Class AB増幅回路特性切替】
音質と稼働時間に関わるアンプの動作モードをユーザーが理想とするスタイルに合わせて調整可能。
『Class A』
歪みがなくより滑らかな信号再現性を実現。
緻密な音の質感やより自然な音楽表現をもたらすが大電流を絶えず流すため電力効率が低い
『Class AB』
信号により適宜A級動作とB級動作を切り替えるため電力消費を抑えながら優れた音質と力強いダイナミクスを両立する高効率動作
電源アーキテクチャに関して
【本物の音楽体験を支える多段独立電源システム】
EvoOneは圧倒的なエネルギー感がありながら、同時に澄み切った静けさを目指しています。据え置き機に匹敵する再現力は、大きなスケールで鳴らしても音像は崩れず、空間は濁らず、微細な余韻や表情までも自然に描き分けていきます。この再生の確かさを根底から支えているのが、多段独立電源システム設計です。高出力なA/AB級アンプや真空管回路、DAC、FPGA、クロックといった各回路ブロックが、それぞれに最適な条件で動作できるよう各セクションごとに選定された高品質な素子が電源の質を整えます。
瞬間的な大電流要求に対してもミリ秒単位で応答し、電圧変動によるダイナミクスの圧縮を抑えながら、各回路には独立電源と低ノイズLDOレギュレーションを投入することで相互干渉やノイズ結合を排し、信号処理の精度からアナログ段の品質を極限まで磨き上げています。10000mAhの大容量バッテリーとファラド級ELDCスーパーキャパシタを核に、再生系全体を支える電源の各層を分離・最適化することで、力感、制動力、見通しの良さ、静寂、微細なニュアンス、そして空間表現の自然さを提供します。さらに、9V以上の外部DC入力による「DC Mode」にも対応。安定性と内蔵バッテリーの長期運用の実用性にも配慮しました。
【スーパーキャパシタ電源システム】
微細な表情も、大きなダイナミクスも、同じ精度で描き切るには、電源そのものに十分な余裕と応答性が欠かせません。供給能力の不足は確実な音質劣化を招きます。本機のメイン電源にはELDC方式のフラッグシップ級スーパーキャパシタを採用。大容量の電源リザーバーとして機能し、瞬間的な電流要求にも余裕を持って応える設計です。
超低ESRと高速な充放電性能は、10000mAh 3.87Vの専用マッチドバッテリーパックと組み合わされ、2セル並列構成の強力なエネルギーコアを形成。安定性と瞬発力を備えた電力供給が、音の立ち上がり、低域の制動、帯域全体の見通しの良さを支えます。静かな場面では繊細なニュアンスを損なわず、大きなエネルギーが立ち上がる瞬間にも音像が揺らぎにくい。そうした余裕ある再生につながります。
【無垢なダイナミック表現を実現】
高出力アンプ段では、正負両電源の対称性と、信号変動に対する追従性が再生品質を大きく左右します。ADI製LT8334を2基用いた電源管理回路により、対称型の正負電源レールを高精度に構成。主容量のPanasonic製低ESRソリッドキャパシタに12基ものPanasonic製低ESRポリマーコンデンサを組み合わせ、多段フィルタリング構成を形成しています。低周波リップルから高周波ノイズ成分まで広く抑え込み、瞬間的な大電流要求にも安定して応答できる電源基盤を整えました。安定した電源供給はダイナミックレンジの圧縮や歪みを防ぐだけでなく、ソリッドで力強い低域の制動と極めて繊細な高域の再現性を高い次元で両立します。微細な電流ノイズや高域の雑味を排除し、圧倒的な背景の静寂から立ち上がるのは、純粋で無垢な音がもたらすかつてない感動です。
駆動力について
【Triple Power Output Mode 求められる駆動条件へきめ細かく応える】
P/P+/Turboの3段階出力切り替え機能を搭載。
接続される機器に最適な動作環境を提供するため幅広い負荷にマッチングする適応力を実現した設計。マルチドライバーIEMからヘッドホンまで、幅広い負荷に柔軟に対応します。
32Ω時最大1300mWの高出力を実現。十分な余裕を確保することで、音の立ち上がり、低域の制動、空間表現の安定性にまで踏み込んだ、まるで据え置きサイズの質の高い駆動を可能にします。Turboモードではアンプ回路を消費電力を度外視したClass Aの最大動作へ固定。動作電流と電圧スイングを高めることで、低能率のモデルや高インピーダンスヘッドホンに対しても、揺るぎない駆動力と安定した制御性能を実現します。
本体の外観や素材選定について
【チタンと銅が生む個性 最高品質を持ち運べる筐体設計】
EvoOneの筐体はそれぞれの物理的、電気的特性を活かすためチタンと銅という2種の素材を用意しました。精密なCNC加工をベースに複数の表面仕上げを重ねることで、確かな剛性感と奥行きのある質感を両立。外観は工芸のような端正な造形にまとめながら、手にした瞬間に収まりの良さを感じられる形状を追求。外観からも手に取りたいと思わせる風格と、日常の扱いやすさの両立点を見定めて設計しました。軽快に持ち運べる取り回しの良さに加え、素材選定と構造設計は再生品質に関わる放熱性にも配慮。ポータブル機器の最高峰として環境を選ばず利用できる唯一性、造形美、携帯性、品質を提供します。
【最適化した専用PCBが導く高いサウンド完成度】
CuとTiでは、導電性、電磁シールド性、機械的特性に明確な差があります。
EvoAriaは、その差が回路の動作環境に影響し、最終的には音のキャラクターとして表れると捉えました。だからこそEvoOneでは、同一の設計仕様でまとめるのではなく、共通プラットフォームのもとで素材ごとにPCBレイアウトや電源・グラウンド設計まで作り分けています。Ti版は、航空グレードTC4チタン合金の軽量性と高剛性を活かし、透明感と伸びやかさを磨き上げる専用設計。Cu版は、高純度真鍮の導電性とシールド性を積極的に取り込み、深い静寂と淀みのないダイナミクスを引き出す専用設計です。EvoOneは素材ごとに成立させるべき音まで設計し切った従来のポータブル製品の常識を打ち破るモデルです。
【物理的な差異を無視して究極の音は語れない 素材種ごとに最適化した専用PCBが導く極致】
CuとTiでは、導電性、電磁シールド性、機械的特性に明確な差があります。EvoAriaは、その差が回路の動作環境に影響し、最終的には音のキャラクターとして表れると捉えました。
だからこそ、同一の設計仕様でまとめるのではなく、EvoOneという共通プラットフォームのもとで、それぞれの素材特性に即した専用設計を採用。
異なる美意識と嗜好に応える、二つの音の表現を用意しています。
「Ti」
Ti版が目指したのは、チタンという素材が持つ軽量性、高剛性、安定した機械特性を活かしながら、整った信号伝送と高い遮蔽性を両立することでした。 EvoAriaは、Tiの物理特性が回路の動作環境に独自の影響を与えると捉え、その前提に立って基板レイアウトから専用に設計しています。外装には航空グレードのTC4チタン合金を採用。 高い強度と軽量性、長期耐久性を備えたこの素材に対し、精密なCNC加工と上質なPVD仕上げを重ねることで、端正で洗練された銀白色の質感へと仕上げました。
内部回路には1階層HDI基板構造を採用し、ブラインドビア技術によって電源経路を短く整備。多層基板内には連続したグラウンドプレーンを大面積で確保し、デジタル信号とアナログ信号を内層で適切に分離することで、干渉を抑えながら高い信号純度を支えています。
さらに、アナログ差動増幅回路においては「完全等長等比設計」を採用。信号線から電源、グラウンドに至るすべての経路を緻密に等長等比で引き回すことで、位相の乱れを完璧に封じ込めました。Ti版は、軽量かつ高剛性な筐体の中で、極めて安定した信号伝送と緻密な表現を成立させるための専用仕様です。 素材の個性を回路設計の段階から受け止め、位相の乱れを排除することで、Tiならではの透明で伸びやかな音の方向性を磨き上げています。
「Cu」
Cu版が目指したのは、銅系素材が持つ高い導電性と電磁シールド性を、単なる外装の質感として終わらせず、回路の動作環境そのものへ積極的に取り込むことでした。 EvoAriaは、Cuの素材特性が信号の流れやノイズ対策に独自の優位性をもたらすと捉え、その前提に合わせてPCBレイアウトを専用に再構築しています。
外装には高い導電率と剛性を備えた高純度真鍮を採用。 強固な構造体であると同時に接地された電磁シールドとしても機能させることで、低インピーダンスの経路を形成し、安定した基準電位を支える設計としています。
内部回路には8層スルーホール基板を採用し、グランドビアの配置を最適化。デジタルオーディオ信号やクロック信号に由来するノイズ電流を基板上に滞留させず、筐体経由でアースへ導く閉ループ構造を形成することで、デジタル回路からアナログ回路への干渉を抑え、低ノイズで整った信号環境を支えています。さらに、アナログ信号の設計においては極低インピーダンス経路を完全に活かすため金メッキによるインピーダンス制御を採用することで、極めて優れた動的レスポンスを獲得しています。
Cu版は、素材の電気的特性まで回路の一部として活用し、静けさの深い背景と淀みのないダイナミクスを成立させるための専用仕様です。 素材の個性を設計へ正面から取り込むことで、Cuならではの音の方向性を明確に描き出しています。
UXの安定性
【大画面と強力な処理性能で長期的かつ安定した基礎を築く】
EvoOneのメイン制御プラットフォームはオーディオ専用のAndroid OS(DTA)を採用。音楽再生環境の多様化や、長期使用および将来的な進化に対して、十分な自由度と余裕を確保することが必要だったからです。殆どのアプリのインストールや画面回転などのユーザビリティを確保。最上位SoCであるQualcomm QCS8550を採用し、16GBのメモリと内蔵ストレージ512GBを搭載。6インチFHDプラス(2160×1080)の大画面グラフィックスや、複数のアプリケーションを同時に動作させる環境、処理負荷の高い操作シーンにおいても、システムは常に安定かつスムーズに動作します。演算性能及び多分なシステムリソースは音響システムに対して、常に低負荷かつ高いタイミングの安定性と、データの完全性を維持できる実行環境を提供し明瞭かつ忠実な音の表現を可能とします。さらに音響システムの負荷を抑える「Pure Musicモード」への切替機能も搭載し、純粋なパフォーマンス向上も果たせます。
安定した音質と長期使用を支える動作安定性について
【放熱性能と扱いやすさを両立したライングリル構造】
高出力で駆動するポータブル機では、限られた筐体サイズの中で十分な放熱性能を確保することが欠かせません。EvoOneの側面に設けられたラインとグリル構造は、その課題に応えるために設計されたものです。手に自然と沿う形状として安定したグリップ感を支えると同時に、有効放熱面積を約27パーセント拡大し、高負荷時にも熱を効率よく逃がします。
NuTubeのウィンドウ部には、あえて内部を見せすぎない抑制された表現を採用。ハイブリッド駆動を有効にすると、側面グリルや開口部を通して真空管の光をほのかに垣間見ることができ、機能性と意匠性を両立したEvoOneならではの視覚体験を生み出します。
内部では、パナソニック製のグラフェン系熱伝導材料を介して熱を内部フレームと外装筐体へ効率よく伝達。A級およびAB級のディスクリート増幅回路が安定動作に入るための温度環境を支え、連続使用時の信頼性にも配慮しています。銅版は熱伝導率の高さからより熱を感じやすい傾向がありますが、チタン版と銅版のいずれも厳密な検証を経て、安全な動作温度範囲内で安定動作するよう設計されています。放熱設計は単に熱を逃がすためだけでなく、回路を適切な温度領域で安定動作させ、音の表情を整えていくための重要な基盤でもあります。
【真空管専用シリコン制振構造】
振動対策はポータブル機に真空管回路を搭載するうえでは回路設計と同等に非常に重要です。本機は専用のシリコンで真空管ステージ全体を包み込むように保護する制振構造を採用。外部振動に起因するマイクロフォニック効果を抑え、動作安定性と繊細な表現の根幹である信号純度の向上を図っています。
【三次元放熱構造】
限られた内部空間で安定した性能を維持するには、発熱源ごとの熱を効率よく受け取り、偏りなく拡散することが重要になります。
アルミ合金製の構造フレームを放熱システムの中核に採用し、グラファイト放熱シート、熱伝導性接着材、ニッケルメッキ銅部材と組み合わせることで、高効率な放熱モジュールを構築。この三次元放熱構造により熱を素早く拡散することが可能となります。システム全体の温度バランスを最適化。冷却効率を大幅に高め、負荷の高い再生環境でも長時間にわたる安定動作と揺らぎのない高性能維持を実現。
【トリプルチャンバー内部構造】
ポータブル機の内部には、電源、増幅、真空管回路など、性質の異なる要素が高密度に共存します。高い再生品位を目指すうえでは、それらを近接実装するだけでなく、相互干渉をいかに抑えるかが重要になります。EvoOneでは、バッテリー、真空管回路、メイン回路を独立した区画に分けて配置するトリプルチャンバー構造を採用。干渉要因をハードウェアレベルで切り分けることで、不要なノイズの回り込みを抑え、信号純度の向上を図っています。
こうした物理的隔離設計は、単にノイズを減らすためだけのものではありません。静かな背景を確保しながら、微細な信号の立ち上がりや空間の奥行きまで埋もれにくい状態を整えることで、再生全体の見通しと表現の精度を支える役割も担っています。内部構造そのものから静粛性を磨き込むこと。それもまた、EvoOneが目指した完成度の一部です。
接続性や拡張性について
【多様なデジタル出力端子】
EvoOneは、USB Audio、S/PDIF、I²Sを含む多彩なデジタルオーディオ出力に対応。USB Audioは双方向伝送をサポートし、USB Audio出力ではPCM768kHz、DSD512まで対応。
【高い拡張性 Line Out / Pre-Out共有出力】
Line OutとPre-Outを共有設計とし柔軟な接続性と高い信号純度を両立。トリプルアナログオーディオアーキテクチャーの切替によって音の好みの選択も可能です。アクティブスピーカー、パワーアンプ、車載オーディオシステムまで幅広い環境に溶け込みます。4.4mmPOは最大6.4V 200Ωの出力レベルを確保。122dBのダイナミックレンジおよびS/N比によりデスクトップ環境からモバイル環境まであらゆるシーンでも高品位なサウンドを提供します。
【ワイヤレス環境への対応】
EvoOneは有線だけでなく無線通信環境も妥協しません。Wi-Fi7、Bluetooth 5.3に対応。UATからSBCまで各種コーデックをサポート。HiByCastアプリを使えば、リモートコントロールに対応。スマートフォンやタブレットから音楽ファイルの管理、ライブラリの閲覧・検索、再生操作、音量調整までコントロール可能。
【DCモードを搭載 内蔵バッテリーの製品使用寿命に配慮】
長時間使用時のバッテリー負荷に配慮した、専用のバッテリーバイパス機能を搭載。PD充電器などの外部DC電源を接続し、9V以上の入力を認識すると、システム画面からDC Modeへ切り替えられます。
DC Mode起動時には、バッテリーを介さず外部電源から本体を直接駆動。充放電の繰り返しを抑えながら安定した連続動作を可能にし、長期的なバッテリー保護と実用性向上に加え、より落ち着いた再生環境の確保にも配慮した設計です。
付属品について
【機能性と高級感を演出する専用レザーケース】
厳選された牛革が使用されており、高級感を演出するだけでなく、滑りやすい金属筐体に対して確実なグリップ力を提供します。効率的な放熱に配慮された設計のケース内側には、極めて柔らかなマイクロファイバー素材を採用。本体のチタンPVDコーティングや銅ヴィンテージ仕上げが着脱時の摩擦によって傷つくのを保護します。
《※使用上の注意点とご案内(7月10日更新)》
ファームウェアのご確認
製品がお手元に届きましたら、ご使用前にファームウェアがVer.1.2(2026年7月7日現在の最新版)になっていることをご確認ください。
アップデートは本体の[設定]→[システムアップデート]よりOTAで行えます。詳しい更新方法は「取扱説明書&ファームウェア」リンク先のアップデート方法をご確認ください。
ソフトウェアに関するお知らせ
弊社では製品の品質向上のため、市場からのフィードバックを継続的に収集し、ファームウェアの改善および動作検証を行っております。現在確認されている既知の事象について以下のとおりご案内いたします。いずれも発生頻度は極めて低く、現在も原因の調査および改善を継続しております。
1. 起動直後のチャンネル出力について
電源投入後、ごく稀に左チャンネルから音が出ない、または左チャンネルの音量が右チャンネルより小さくなる場合があります。
本事象が発生した場合は、本体を再起動することで正常な状態に復帰します。
2. PO/LO切替時の出力レベルについて
PO(ヘッドホン出力)とLO(ライン出力)を繰り返し切り替えた際、Non-NFBモードでは、ごく稀に左チャンネルの出力レベルが右チャンネルより数dB高くなる場合があります。
なお、本事象はNFBモードでは発生しません。発生した場合はPOとLOを再度切り替えることで正常な状態に戻ります。
3. 再生中の瞬間的なノイズについて
音楽を連続再生中、ごく稀に「チッ」「ポッ」といった非常に短いノイズが発生する場合があります。現在のところ、音源ファイルの種類、ローカル再生/ストリーミング再生のいずれとも関係なく、発生条件の確認ができておりません。発生頻度にも一定の傾向はなく、数時間まったく発生しない場合もあれば、1時間の間に2〜3回発生する場合もあります。
今後も原因の解析および改善に向けた検証を継続し、進展があり次第ファームウェアアップデートなどを通じてご案内いたします。
お客様にはご不便をお掛けいたしますが、より良い製品をお届けできるよう、品質向上に努めてまいります。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
ご使用上の注意
《本体の発熱》
EvoOneは大電流駆動を前提とした設計のため、一般的なポータブルプレーヤーと比較して消費電力が高く、本体温度も高くなる場合があります。ご使用の際は、本体周囲に十分な放熱スペースを確保してください。別売りのスタンド「DS ONE」など放熱に優れた環境を推奨いたします。
また、ヘッドホンを接続した状態で音楽を再生しながら充電することはお控えください。本体温度が設定された保護温度に達した場合は、充電保護機能により充電を自動的に停止します。さらに、本体温度が保護温度の上限に達した場合は、安全性を最優先するため、再生も自動的に停止します。
《EvoOne Cuの外装仕上げについて》
EvoOne Cuの外装は、素材特有の質感や経年変化をお楽しみいただける仕上げとなっております。Cuモデルはその特性上、Tiモデルよりも傷が付きやすい傾向があります。日々の使用によるわずかな風合いの変化も含めて、ヴィンテージ仕上げならではの表情としてお楽しみ頂けたら幸いです。
表面には保護用のウレタンコーティングを施しておりますが、コーティング自体は比較的柔らかいため、傷や擦れを完全に防ぐものではございません。プラグや鍵などの硬い物との接触や、日常使用に伴う摩擦により、表面に細かな傷や跡が生じる場合があります。
お手入れの際は、アルコールシート、研磨剤、金属磨き剤などのご使用はお控えください。汚れや皮脂が気になる場合は、乾いた柔らかい布で優しく拭き取ってください。